ニュースリリース
アルテック タイで工業用３Ｄプリンタの販売を10月1日より開始
2014/09/10
アルテック株式会社 タイで3Dプリンタ販売事業を本格化
現地日系部品メーカーをターゲットに
アルテック株式会社（本社：東京都中央区、代表取締役：張能 徳博）のタイ法人アルテック・アジア・パシフィックは3D（3次元）プリンタ専業メーカーのストラタシス社（イスラエルレホボト・米国ミネソタ州,NASDAQ上場）とタイでの代理店契約を締結し、2014年10月1日より工業用3Dプリンタの販売を本格的に始動いたします。
ストラタシス社製3Dプリンタ販売代理店契約の背景
弊社は2007年よりオブジェット社の日本販売代理店として3Dプリンタ事業を開始いたしました。2012年末にオブジェット社と旧ストラタシス社が合併したのと同時にストラタシス社製3Dプリンタの販売代理店となり実績を積み重ねてまいりました。
近年、タイへの進出が著しい日系部品メーカーの試作品製造機需要の拡大を見込み、アルテック・アジア・パシフィックは、2014年8月7日にストラタシス社製3Dプリンタの現地販売代理店契約の締結にいたりました。
今後の展開
ショールーム＆オフィス (タイ）
2014年10月1日よりバンコク市内にハイエンドモデルの3Dプリンタを含むデモ機5台を併設したショールーム兼事務所を新設いたします。日本国内3Dプリンタ事業で高い実績を持つ日本人営業担当者と技術担当者を派遣し事業3年目には1億バーツ（約3億円）の売り上げを目指します。
製品の特長について
ストラタシス社製の3Dプリンタはさまざまなデザインとサイズが選べるプロフェッショナル向けシステムです。プラスチックを熱で溶解し細い糸状のプラスチックを一筆書きのように積層していくFDM方式は強度・柔軟性・耐熱性などの物性面が優れております。一方、液体のプラスチック樹脂をノズルから噴射しUV（紫外線）を照射させ積層していくPolyjet方式は精巧さや表面の滑らかさに優れております。ストラタシス社が所有する2種類のテクノロジーにより、試作品製造から製品製造までさまざまな分野の用途に対応できるラインナップとなっております。
アルテック株式会社取締役 執行役員
デジタルプリンタ事業部長 陶山秀彦のコメント
デジタルプリンタ事業部長 陶山秀彦
3Dプリンティング技術が進み、日本だけではなく世界的にも需要が高まる中、2010年から国内における3Dプリンタ導入実績は約30倍に伸びており、今後も2桁成長が予測されております。そのような動向を受け、近年日系企業の進出が著しいタイのマーケットでの需要が一層高まることを見込み、今回ストラタシス社との販売代理店契約にいたりました。さらに、治具や固定具を含む最終製品を3Dプリンタでダイレクトに造形するDDM（Direct Digital Manufacturing）は世界的に注目を浴びておりますが、工場の多いタイでは日本以上にこのDDMの潜在ニーズがあると確信しております。当社の日本国内での実績を活かし、ゆくゆくは当社が営業拠点をもつ東南アジア各国への3Dプリンタ販売へも乗り出していきたいと考えております。
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