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国内初、野菜不足を‘‘見える化‘‘する装置「ベジメータ」 日本人のエビデンスが、有名科学雑誌に掲載されました! 喫煙者・肥満者は、より多くの野菜摂取が必要か?

2019/07/29

アルテック株式会社 (本社:東京都中央区、代表取締役:張能 徳博 (ちょうのう のりひろ)、東証一部上場: 証券番号9972、以下アルテック)は、国内初の野菜摂取状況を評価する装置「ベジメータ」を令和元年5月24日(金)に発売しました。これまで、ドラッグストア、スーパー、健康食品メーカー、調剤薬局等の店舗をお持ちの企業様を初め、飲料メーカー、食品メーカー、健診施設、研究機関、健康経営を目指されている企業、自治体、野菜生産者、スポーツ施設、給食サービス事業者様など、多方面の非常に多くの方々からお問い合わせを頂いております。

ご採用の企業様では、大切なお客様の野菜摂取の充足度を評価する際に、誤った判定でお客様の信頼を失うことを大変危惧されますが、「ベジメータ」は測定精度が高く、論文化されたエビデンスも豊富にあることから、正しい評価が行えるとお声を賜っております。

この度、長年「ベジメータ」のご研究をされております聖隷浜松病院眼科 尾花明先生の最近の研究、‘‘Skin Carotenoid Index in a large Japanese population sample‘‘が、有名科学雑誌SCIENTIFIC REPORTS(インパクトファクター4.011)に6月27日(ロンドン時間)掲載されました。

リンク:https://www.nature.com/articles/s41598-019-45751-6

アルテックは、「ベジメータ」の日本導入時、数多くの米国の科学論文を元に検討しておりましたが、この日本人のエビデンスが公表されたことによって、日本の消費者の方に科学的根拠に基づいた「ベジメータ」をご提供することができ、更にご安心してご測定いただけることになりました。

6月からキリン堂肥後橋店で一般の方の測定が開始されました。また、野菜摂取の食育に関連した研究をはじめとした新しい研究が様々な研究機関で開始される予定です。

アルテックは、わずかな変化をとらえられる高感度の「ベジメータ」で、より多くの消費者の方々が手軽に野菜摂取状況を評価して、食生活改善の再評価ができる環境づくりと、様々な科学的情報の提供を通じて、皆さまの健康増進に貢献したいと考えております。

以下、今回の論文の執筆者、尾花明先生に論文の要旨をご解説頂き、昨今、話題になってきました「野菜摂取の充足度を評価する装置」についてコメントを頂戴しました。

■聖隷浜松病院眼科部長、大阪市立大学大学院医学研究科客員教授、浜松医科大学光尖端医学教育研究センター客員教授、島根大学医学部臨床教授 尾花 明先生

カロテノイドについて

約35億年前、シアノバクテリアが光合成を始めたのを機に地球上に酸素が生まれました。その後、生物は酸素を利用して様々な進化を遂げ、数百万年前に我々人類の祖先が誕生しました。人は酸素を使って効率的にエネルギーを産生し現在の繁栄を生み出しました。しかし、時に酸素は生体に有害作用を及ぼします。生物の宿命である老化は「活性酸素によって身体がさびること」と言われるように、活性酸素は老化、発がん、心臓病、脳卒中などを引き起こします。

私の専門である眼科領域でも、加齢黄斑変性は酸化ストレスが主要因となる代表疾患です。しかし、生体内には抗酸化物質が蓄えられ、つねに酸化ストレスから身体は守られています。植物がもつ天然色素のカロテノイドは他の抗酸化物質であるビタミンCやビタミンE、アントシアニン(フラボノイド)と共に、強力な抗酸化物質として私たちの健康を守っています。本来カロテノイドは光合成植物が自ら産生した酸素から身を守るために身に着けた抗酸化物質で、緑色葉物野菜のルテイン、トマトのリコピン、かぼちゃのβ-カロテン、みかんのクリプトキサンチンなどが有名です。動物は植物のようにカロテノイドを体内で産生できないため、必ず食事から摂取しなければなりません。つまり、抗酸化力を保つには野菜などカロテノイドを含む食品の摂取が必須です。摂取不足の人は抗酸化力が低下し、老化が進んだり、様々な疾患にかかりやすくなると考えられます。

カロテノイドは身体の様々な部位で働いていますが、皮膚と眼は研究の進んだ臓器です。最近は認知症との関係から脳の研究も盛んになってきました。人の皮膚にはβ-カロテン、リコピン、ルテインなどのカロテノイドがあり、紫外線や青色光による酸化ストレスから皮膚を守り、老化や皮膚がんの発生を防いでいます。眼には網膜の中心部分に黄斑色素とよばれるルテイン、ゼアキサンチンからなる黄色い色素があり、ブルーライトから網膜を守っています。

今回の研究は、日本人985人を対象に、ベジメータを使用して皮膚カロテノイド量を測定し、さらに皮膚と網膜のカロテノイドの相関を調べたものです。

日本人の皮膚カロテノイドについて

985名の日本人の皮膚カロテノイドの平均値は43±142(標準偏差)でした。また、最も低い値は32、最高値は914でした。この間には28倍の差があり、皮膚カロテノイドは個人差が非常に大きいということがわかりました。

抗酸化力の高い人がいる一方で、非常に低い人が存在するということは注意を要します。
さらに、今回の結果では、男性は女性より皮膚カロテノイド量が少なく、喫煙者は非喫煙者より低値でした。さらに、BMI(body mass index)が25以上の肥満体型の人も低値でした。従って、喫煙者は禁煙を、肥満体型の人はダイエットを考慮すると共に、より多くの野菜摂取が必要と思われます。

一方、ルテインサプリメントの常用者は高値を示し、サプリメントの有効性を示唆する結果となりました。また、網膜のカロテノイド量(黄斑色素密度)は皮膚カロテノイドと有意な相関を示すことがわかり、皮膚から眼の抗酸化力を類推できる可能性が出てきました。

野菜摂取の充足度を評価する装置について

カロテノイドは、野菜・果物(一部の生物)に含まれ、ヒトの体内で合成をすることができないため、野菜・果物摂取の最善のバイオマーカーとされています。
野菜摂取量は血漿カロテノイド濃度に反映され、血漿濃度と皮膚カロテノイド量は強く相関します。つまり、皮膚カロテノイド量から野菜摂取量が類推でき、実際に食べた量を測らなくても摂取状況を知ることができます。

皮膚のカロテノイドを測定する際に注意すべき点があります。それは、野菜の摂取に関係のない皮膚のメラニン色素や血液中のヘモグロビンが測定の邪魔をすることです。これらを測定する装置では、野菜果物摂取の充足度を正しく評価できません。これらの影響を受けることなく正確に測定するには特別な技術が必要ですが、「ベジメータ」は特許技術によって両者の影響を受けないことを証明された信頼できる装置です。

なお、この皮膚カロテノイドのみを測定する装置は、Longevity Link Corporationが、2003年来開発した4つの装置を除いて、他には存在を確認しておりません。

今回得られた日本人の標準値をもとにご自分の皮膚カロテノイドスコア(ベジスコア)を評価すれば、野菜摂取の充足度が類推できます。ご自分の野菜摂取を正確に知り、充足度を自覚することは健康な生活を考える上での第一歩です。
ただ、今回の対象者は眼科受診患者が多いため比較的高齢者が多く、若年層のデータは不足気味です。今後は、様々なご専門の研究者の方々と共に、幅広い年齢層での調査を行ない、さらに認知症や動脈硬化などの各種疾患との関係も検討していきたいと考えています。

■ベジメータ関連文献WEB サイト

http://www.longevitylinkcorporation.com/peer-reviewed-papers2.html

本件に関するお問い合わせ

アルテック株式会社
住所:東京都中央区入船2丁目1番1号 住友入船ビル2階
担当:経営企画部 広報・IR課
TEL:03-5542-6775
E-mail:ml-ir@altech.co.jp